2017世界ジュニア選手権レポート-4

【女子メインドロー4回戦】※訂正:昨日のは3回戦でした。

Satomi Watanabe beat Lucy Turmel(ENG) 3-0(11-8,11-4,11-6)

やりました!日本女子史上初のベスト8に進出しました!!
正直、本人にプレッシャーあったと思いますが、試合前からしっかりと集中できていたと思いますし、過去2試合にみられた出だしのミスもなく良いゲームの入り方が出来たことでしっかり流れを作れたいましたね。
1ゲーム目は序盤からドライブの打ち合いに対してしっかり対応できていて昨日と同様にボーストで効果的に使い得点につなげていました。
中盤ボールがルーズになったところをタイトなドロップで失点していましたが、1ゲーム通じてミスらしいミスが2本と抑えられたことで競ったゲームをしっかりとれたことは大きかったです。
2ゲーム目に入る前に話し合った部分は、
相手はフォアサイドから早いタイミングでクロスを打つ傾向にあるという事。
バックサイド側はドロップくらいしかプレッシャーを感じるショットがない事。
この2つでした。
それを踏まえ、1ゲーム目よりもボレーに入る回数を増やしラリーの主導権をもっと自分に持ってくることが出来き、1ゲーム目同様にドライブとボーストのコンビネーション+ショートドライブで得点を重ね2-0とリードしました。
3ゲーム目も前のゲーム同様の流れで順調に得点を重ねていましたが、中盤、相手のクロスの長さが良くなり、渡邉選手がストレッチさせられるシーンが増えてしまいました。
少し嫌な流れになりかけたところでしたが、2ゲーム目に修正したボレーとタイミングをずらして相手の逆を突くショットを効果的に使えたことでしっかり勝ち切ってくれました。
この大会の初戦から比べると日を追うごとに内容が良くなってきてますし、セット間や夜のミーティングで話している内容も落ち着いて良く整理できていると感じます。
この流れのまま明日も力を出し切ってもらいたいですね。

明日はいよいよベスト4をかけての準々決勝になりますが、対戦相手側で波乱が起きました。
3/4シードでPSAランキング37位のNada Abbas(EGY)が13/16シードのMarina Stefanoni(USA)に3-1で敗れ、明日は昨年のジャパンジュニアオープンの決勝と同一カードの対戦になりました。
昨年の対戦では渡邉選手が勝利していますが、今回の結果を見ても分かるようにかなりレベルアップしており油断できません。
昨日のレポートでも書きましたが、持ち前のスピードにパワーが加わりメンタルの強さも光る選手ですので、今日と同様に序盤から主導権を握っていける様な展開にすることが勝利に近づく方法でしょう。

明日からはメインドローの試合すべてがグラスコートで行われます。(渡邉選手は今大会初のグラスコート)
グラスコートはライブ配信がありますので、応援よろしくお願い致します。
試合開始予定時刻は現地時間17:00~(日本時間14:00~)

下記のURLからライブ配信が見れます。
https://livestream.com/accounts/1103671/events/7557631

帯同コーチ:松本淳

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カテゴリー: 世界ジュニア選手権2017, 遠征リポート   パーマリンク