2017世界ジュニア選手権レポート-3

【女子メインドロー4回戦】

Satomi Watanabe beat Saskia Benhard(GER) 3-0(11-3,11-5,11-4)

今日の試合内容を一言で表すとまさに「快勝」です。
試合前からそれなりのラリーと接戦も想定はしていたのですが、序盤からドライブの長さが良く相手にプレッシャーをかける展開でスタートできました。
その結果、中盤以降からボーストを効果的に使っていくことが出来、終始相手を翻弄する展開が作れましたね。
また、昨日は多かったミスの数も大幅に削減できていて良いフィーリングとイメージを持って明日から始まるシード同士の戦いに挑めると思います。

明日の相手ですが、9/12シードのLucy Turmel(ENG)選手です。
この選手とは2016年のブリティッシュオープンで対戦しておりその際は3-1で勝利していますが、今日見た感じだと明らかに強くなってます。
プレースタイルはしっかりとしたドライブをベースにルーズボールは確実にフロントアタックをしてくるといったオーソドックスなイングランドスタイル。
それに伴い、フィジカルもしっかりしているので巧みなブロックも特徴的な選手ですので、明日はドライブショットの出来が試合結果に大きく関わってくるのではないかと思います。

その他の状況ですが、やはり他のシード選手はほぼ順当に勝ち進んでますね。
特に1~4シードまでの選手の安定感は抜群です。
基本的なスキルやフィットネス、ムーブメントなどもちろん高いレベルですし、試合中のメンタルの強さや修正力も本当に10代か?と思うくらいのレベルです。
また、目につく選手の殆どは渡邉選手よりほとんど年下という事に驚愕させられます。
昨年JJOに参戦して渡邉選手と決勝で対戦したアメリカのMarina Stefanoni選手の明らかに成長がみられ、体格が大きくなったことで持ち前のスピードにパワーがプラスされていました。
明日、3/4シードのNada Abbas(EGY)選手とStefanoni選手が対戦し、渡邉選手が明日勝てばその勝者とベスト4をかけて対戦です。
ここから先、どの試合も楽なことは一つもないと思いますが、各試合ベストなプレーをしてもらいたいと思います。

帯同コーチ:松本淳

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カテゴリー: 世界ジュニア選手権2017, 遠征リポート   パーマリンク