ナショナルトレーニング

ナショナル強化のための新たな活動を開始することになりました。
『ナショナルトレーニング』として定期的な練習とトレーニングを行い、ナショナル選手の意識改革と強化に取り組みます。
また、この取り組みのための特別募金を募集する事になりました。
皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

『ナショナルトレーニング』への募金のお願い

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ナショナルトレーニングリポート

5月26日トレーニングリポート


ナショナルチーム強化プロジェクト『ナショナルトレーニング』に関して

選手強化の組織図
ナショナルチーム強化プロジェクトチームの現在までと今後
ナショナルトレーニングの説明
収支予算
募金活動


『ナショナルトレーニング』への募金のお願い

ナショナルトレーニング開始にあたり、これまでの経緯と内容についてのご説明

JSA 選手強化委員会委員長:潮木 仁
ナショナルチーム強化プロジェクト責任者:佐野公彦

拝啓
寒冷の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
さて、今年よりナショナル強化ための新たな活動を開始することになりました。2008年に選手強化の目的で『ナショナルチーム強化プロジェクトチーム』を立ち上げましたが、今までの活動は合宿開催と代表派遣にとどまっています。2012年のアジア選手権で男子5位・女子2位という目標を掲げましたが、これも現実的に難しい状況にあります。昨年のアジア競技大会では男子は5位タイにはなったものの上位国との力の差は歴然としており、同5位のクウェートと比較しても力の差を感じました。女子に関しては、韓国に惜敗してメダルを逃しましたし、最大のライバルとなる香港との差は大きく広がっているのが現状です。この事実をしっかり受け止めてもっと具体的な取り組みをしていかなければならないと強く感じています。しかしながら、それとは逆に現在のジュニア世代のレベルには大きなチャンスを感じており、2013年男子世界ジュニア・2014年アジア選手権を目標にアクションを起こす最後のチャンスであるとも感じています。
そこで、今回『ナショナルトレーニング』として、ナショナルとしての新たな活動を始めることになりました。この活動は、定期的な練習とトレーニングを行っていき、ナショナル選手の意識改革と強化の具体的な取り組みに着手していくことが目的となっています。本来ならば週5~6日が理想なのですが現状では困難です。それでもとにかくアクションを起こすことが大きな一歩になると考えて今回の活動開始というかたちになりました。しかしそこには大きな問題があります。今の日本にはナショナルコートがなくナショナルチーム専従のコーチがいないこと、そして資金が限られていることです。強化資金の大半は遠征に必要になります。国内の強化も大切であると同時に国際大会に出てそのステージで戦い続けることも同じく重要な活動になります。そこで、国内強化資金の不足分をスカッシュを愛する皆様から募金という形でご協力いただきたいと思っております。誠に恐縮な話ではありますが皆様のご理解とご協力を得て、今回の活動や実現させていきたいと思っております。この『ナショナルトレーニング』というナショナルチーム強化活動に夢を持っていただけるようでありましたら、ご協力お願い致します。引き続き倍旧のご厚情を賜りたく、切にお願い申し上げます。



<選手強化の組織図>


上記の流れで、合宿の開催や代表派遣大会や派遣選手の決定、選考会の運営を行っていました。日常的な活動はなく、大会派遣時に活動があったのが現状です。今後は、それに加えて日常的な練習とトレーニングの提供を行っていきたいと考えています。



<ナショナルチーム強化プロジェクトチームの現在までと今後>

【選手強化委員会の活動活発化と組織化】
『ナショナル選手の強化』・・・これは、日本スカッシュ界にとって大きな課題でありました。資金面や人材面で今までの体勢では困難な場面も多く、組織としては具体的な形ができていなかった分野でした。そこで、今回上記のようなチームを発足して本格的に活動をしていくことになりました。ただ、金銭面や人材面での問題は解決したわけではありません。しかしながら、どのような状況であっても出来ることはあると考え、今回のプロジェクトチームを発足することになりました。このプロジェクトは、アクションプランの活動に沿ったもので、その中にある『ナショナルチームの強化』と『ジュニアプレイヤーの育成』を具体的に進めていくためのものであります。活動目的・活動内容及び組織の仕組み等は以下のようになります。

これは発足時のコメント文です。各選手の成長に期待をしていた今までの形から成長する為に、選手強化委員会内にナショナルチームの強化を専門に行う組織を2008年に立ち上げました。きっかけは、『アクションプラン』の完成でありました。ナショナルチームを強くする為には、ジュニア選手を育成するにはどうした活動が必要かということを選手強化委員会内で話し合い、先ずはそれを最優先に考える組織を作ることから着手することになりました。昨年までの活動は以下のようになっています。

2008年

シニア 海外大会派遣
ジュニア 夏合宿・冬合宿・海外大会派遣

2009年

シニア 夏合宿・東アジア競技大会用合宿・海外大会派遣
ジュニア 夏合宿・冬合宿・海外大会派遣
※関西支部及び中部支部との共同開催で西日本合宿を開催

2010年

シニア アジア競技大会用合同練習会・海外大会派遣
ジュニア 海外大会派遣(派遣大会数が多かったために合宿は見合わせ)

本来であれば国内で強化の基礎を築いたうえでの海外派遣になるのですが、予算の問題や指導者の確保の問題もあり出来ずにいました。現在もそれに関しては解決してはいませんが、それを理由に活動が滞っていることが大きな問題であったと思われます。そんな中でも「出来ることはある」ということを思い出し、今回の新たなる強化プラン『ナショナルトレーニング』を開始することになりました。2010年までの活動を見ていただいてもわかるように合宿という形でしか日常の強化活動をおこなえていない状態でした。もちろん海外大会への選手派遣も、重要な強化の手段になります。しかし、それだけでは目標の結果が出ないのは当然です。今回の『ナショナルトレーニング』にもいくつかの問題点はありますが、まずは始めることが大切であると考えています。問題点の一つは、練習頻度が十分でないことです。それでも、ないよりは良いと考えています。神奈川での開催になるために参加可能選手が限られてしまう点も課題です。しかし、それに関してはどこで行っても同じ問題が生じます。コートもあり指導者がいて参加可能な選手が多い地域での開催は無難であると考えています。今後も進めていく中で改善をしていくことは必要であると思いますが、今できる形でなるべく早いタイミングで、新たな強化プランとして『ナショナルトレーニング』をスタートしたいと思っています。プランの詳細は、次に説明させていただきます。



<ナショナルトレーニングの説明>

【ナショナルトレーニングの狙い】

○日常的にナショナルチームとしての活動の場を設ける
○各選手に対してナショナル選手としてのモチベーションを与える
○各選手・各コーチに強化に必要な情報と手段を提供する

【具体的な活動予定】

○定期的な練習・トレーニングを実施する
・隔週で木曜日にナショナル練習会を実施
・月に1回、週末にナショナル練習会を実施
※メイン練習場は、ヨコハマSQ-CUBEの予定
平日は全対象選手が参加できるとは限らない為、週末も開催し、それらの選手や地方の選手が参加できる環境を作っていく

○ジュニアと若手をターゲットに強化活動を進めていく
・ジュニア強化指定のA及びB指定の選手が対象(平日)
・シニア強化指定の25歳以下の選手が対象(平日)
・ジュニア強化指定全員及びシニア25歳以下が対象(週末)
成長過程の選手を強化の対象とすることで、ナショナルチームの底上げを図るとともに、より多くのナショナル候補選手を育てることで国内の競争力を高めていく

○アスリートの育成
・アスリートとしての体作り、知識の習得、意識の改革
スカッシュプレイヤーである前にアスリートであることが求められている状況下である為、ジュニア年代からのアスリートとしての育成を手がけていく

○情報・方法の共有
・練習及びトレーニングに関する情報の共有
各選手の現状を選手自身又はその指導者と共有することで、適切な練習及びトレーニングをタイムリーに提供していく

【練習環境】

○平日の練習 ⇒ ヨコハマSQ-CUBE 17:30~20:00
※コート練習は19:30までとなる
○週末の練習 ⇒ 上記場所及びその都度変更あり(1回/月)
○担当コーチ ⇒ 佐野公彦(当プロジェクト責任者)
※活動資金や状況に応じてスタッフ追加あり

【練習の基本コンセプト】

○基礎的な技術を高めることを第一の目的とする
○基礎戦術の徹底的な反復
○上記の基礎部分の上に個性を生かしたスタイルの確立

【トレーニングの基本コンセプト】

○アスリートとしての基本的な体作り
○基本的な体の使い方の訓練(作るだけでなく使うことを覚える)
○基礎の上にスカッシュ特有のフィジカル、動きの向上
○各選手にスタイルに合ったトレーニングの開発と提供
※段階を経て質と量、レベルを変えていきます

【目標設定】

―シニア―
①2012年アジア選手権 男子5位・女子2位
②2014年アジア競技大会 男子個人ベスト8・団体5位
女子個人メダル獲得・団体2位

―ジュニア―
①2012年男子世界ジュニア団体戦 トップ16
②2013年アジアジュニア団体戦 男子トップ4
※女子は2011年アジアジュニア団体戦の結果を見て設定する

―個人―
各選手とのカウンセリング後に具体的なターゲットを決定していく
注.ナショナル選手としての取り組みができない選手は対象から外していきます
◎目標の詳細は、後日に強化プランと同時に発表致します◎

【報告】

協会のホームページ上にて、活動の経過及び結果・スケジュール・今後のプラン・その他報告事項(費用面も含む)を2ヶ月毎に報告致します。



<収支予算>

【支出】

必要予算 716,000円

○コート代 378,000円
※10,500円(2面2時間)×3回(1ヶ月)×12ヶ月

○人件費 288,000円
※8,000円(1回)×3回(1ヶ月)×12ヶ月

○備品 50,000円
※ボールとその他練習やトレーニングに必要な物品代

【運営資金】

現在の運営資金 200,000円(協会より支出可能な予算)
※JOCからの強化費がどれだけあるか、アクションプラン募金の集金状況によっも、協会が選手強化に対して使える金額は変わってきます。

運営実現までの不足金 516,000円
これを皆様の募金にて援助いただきたいと、考えております。

【募金活動】

『ナショナルトレーニング募金活動』は以下のようになります。

募金受付期間:平成23年1月31日~平成24年3月31日
募金金額:一口 5,000円

募金方法:Paypal・郵便振替・銀行振込

Paypalを利用して募金する




  • 1.ボタンをクリックするとJSAの「Paypal」お支払いページに移動します。
  • 2.寄付金額は一口5,000円です。二口以上の寄付をして下さる場合は「お客様の注文の明細」の「数量」を変更して「更新」をクリックして下さい。
  • 3.PayPalアカウントをお持ちでなくても、クレジットカードによるお支払いも可能です。「PayPalアカウントをお持ちでない場合」をクリックして、お支払い画面にお進み下さい。

銀行振込を利用して募金する

◎振込の際、お名前の前に『NT』と入れてください◎
注.匿名希望の場合は、その旨を事務局までご連絡ください

振込口座:三菱東京UFJ銀行 神田支店 普通預金4537619
公益社団法人日本スカッシュ協会

※従来の『アクションプラン募金』とは別口での受付になりますので、ご注意ください。
※引き続き『アクションプラン募金』もよろしくお願い致します。

○資金不足の場合は、その資金内での活動に切り替えて行います。
○資金が予算を超えた場合は、活動回数を増やすか翌年への繰越として対応していきます。
○協会のホームページ上にて、活動の経過及び結果・スケジュール・今後のプラン・その他報告事項(費用面も含む)を2ヶ月毎に報告致します。