世界ジュニア選手権2013リポート-7

<男子プレート>
・増田成吾 Lost to Balazs Farkas(HUG). 2-3(6-11,7-11,11-8,11-8,5-11)
サウスポーの選手。左後ろと右前。そしてクロスドライブがロング・ショート共に強いので、1ゲーム目は展開をサウスポー用に切り替え出来ないまま、相手のペースで進んでしまった。
2ゲーム目からは、もう少し右後ろにボールを集める事が出来たのと、左後ろへのボールを伸ばして攻撃の幅を落とせたが、バックのカウンターボーストの後にフォアで決められて、ゲームを取り返すまでは出来なかった。
しかし確実に徐々にプレッシャーを掛けることが出来、また、相手の攻撃のパターンを呼んで対応して、上手く走らせる事がバランスよく出来た事でファイナルまで持って行ったものの、残念ながら、最後のゲームで疲れのためかミスを連続してしまった。
勿体無い試合ではあったが、今後に繋がる良い試合だったと思う。

<女子コンソレーションプレート>
・白石彩香 Lost to Eleanore Epke(NZ). 0-3(1-11,3-11,2-11)
相手が云々と言うよりは、自分のプレーをする事に全く集中出来ず、全てのボールが短くて真ん中に集まった。相手のボールが強いのは、自分がそれを打てる場所にボールを出してしまっている事に先ずは気付かなければならない。
世界選手権と言う舞台で今後も戦いたければ克服しなければならない第一歩だ。
先ずは自分のプレーが出来るか?
団体戦できちんと見せて欲しい。

・中平百香は、相手が棄権した為に、不戦勝。明日の14:00から、コンソレーションプレート準々決勝。

<女子プレート> 本日2試合
・渡邉聡美 beat. Emilia Soini (FIN). 3-1(11-13,11-7,11-5,11-5)
ほぼ、ロブとドロップのみで素晴らしい展開をする相手。渡邉が不得意とするタイプでもある。
1ゲーム目は、逃げボールとかなり精度の良い左右のドロップに翻弄されてペースを合わせさせられて取られたが、2ゲーム目以降は、ドロップに常に対応する意識を持ち、打つべきところは打つ。相手の逃げボールではしっかりラリーする。が出来て逆に相手のミスを誘えた。
出来れば1ゲーム目の中盤で既にその展開に持って行けていれば、もう少し楽に勝てた筈。

・渡辺聡美 beat. Laura Viviana Tover Perez(COL). 3-0(11-5,11-9,14-12)
バックが非常に強くかなり精度が良くても崩れなかったが、前に振られると遅かった為、渡邉のボーストが威力を発揮した。
が、中盤からやはり前に頼り過ぎた。相手に見破られているために中々決まらず、前後に走らせる筈が、待ち構えている相手に打たれて自分が走らされてしまう。あれだけ普通にピックアップされれば、当然気付かなければならない。
しかし、殆ど相手のペースになりかけた場面で、渡邉が一気に前に決め球を連打した。
結果的には勝利に繋がったが、非常にリスクの高い勝ち方だった。

明日は、プレート準決勝。このまま勝ち進んで欲しい。

増田成吾選手と白石彩香選手は、これで個人戦は終了となる。
女子は引き続き団体戦が22日から始まる。

以下は、選手のコメントです。
*****白石彩香
今日の試合は、自分の中で相手の球が速くて強いという先入観を持ってしまい体が強張ってなかなか自分のプレーができなかったので、相手がどうこうではなく、常に自分の力を出しきるという気持ちで望めるようにしたいです。

白石彩香

世界ジュニア選手権
監督 足立美由紀

カテゴリー: ジュニアナショナル, 世界ジュニア選手権2013, 遠征リポート   パーマリンク