第24回男子世界団体スカッシュ選手権 リポート-9

男子世界選手権~準決勝~

昨日、準決勝がメイン会場のセンターコートで、大観衆の前で行われました。

第一試合 エジプトvsオーストラリア
第二試合 イングランドvsフランス

エジプトは、1番手のRamy Ashourを抜いてきました。
そこで善戦したのがオーストラリア。
1番手のCameron PilleyがエジプトのKarim Darwishに勝ち、続くDavid Palmerが1ゲーム目を取り会場は何やら怪しい空気になりました。
しかし、ここから疲れが出てきたPalmerが失速してエジプトのOmar Mosaadが勝ち試合は1-1で3番手までもつれました。
ここはエジプトが楽勝かと思われましたが、オーストラリアのRyan Cuskelly(PSA27位)がエジプトのTarak Momen(PSA10位)に食い下がりファイナルゲームまでもつれ込みました。
しかしここでエジプトは底力を見せつけて、どうにか逃げ切り決勝進出を決めました。

続く地元フランスと優勝候補イングランドとの対戦は、完全ホームの空気の中試合は始まりました。
微妙なジャッジが続く中、試合はフランスのGregory GaultierとイングランドのNick Matthewはお互いに意地を見せファイナルゲームまでいくシーソーゲームになりました。
最後はGaultierが足を痙攣させながらもタイブレークまで粘りますが、ここはMatthewが冷静に展開を作り138分のタフマッチを制し、マッチオーバーの瞬間、コート内を飛び跳ねながら喜びを爆発させていました、
2番手のフランスThierry LincouとイングランドのJames Willstropはヨーロッパ選手権に続きLincouが勝利するかと期待されましたが、前の試合の勢いのまま、Willstropが粘るLincouを押し切りイングランドの勝ちを決める勝利を手にしました。

今日の決勝戦は、イングランドとエジプトの対戦となりました。

男子世界選手権コーチ 佐野公彦

カテゴリー: シニアナショナル, 第24回男子世界団体選手権2013, 遠征リポート   パーマリンク