公認オープン大会グレードアップダウン条件変更について

競技委員会にて公認オープン大会のグレードダウン/アップについて調査し、グレード算出における参加人数による条件を変更することといたしました。

ここ数年、参加選手や主催者から参加人数によるグレードダウンやグレードアップって厳しいですよね、という意見を聞いており、見直しを掛けるべく競技委員会内部では
調査と確認を毎年してきました。現在のポイントシステムそのものが良く考えられていて、機能し定着していることからこの部分の見直しは時期尚早として先送りしてきた背景があります。

しかし大会数が増えたことで一つの大会あたりの参加人数が減り、上位選手は決まった大会にしか参加しない傾向が強まることで、そもそもグレードそのものが上がりにくい環境に
なってきてはいます。 特に男子は上位選手の大会参加が少ないがために「大会レベルは高いのにグレードが低い」という傾向が顕著になりつつあります。

もちろん、大会数が増えることは普及の観点からは望ましいことであり、特に全日本出場の40位周辺選手の大会参加の活性化には役立っていることは事実です。

しかしグレードアップとグレードダウンの定義についてはいよいよ大会開催環境の変化によってそこを見直す作業が必要と判断し今回行いました。

現在のグレードアップ/ダウンは

男子
132名以上でグレードアップ
66名以下でグレードダウン
女子
84名以上でグレードアップ
42名以下でグレードダウン

となっていますが、今回の調査で女子については参加も活発であり見直しの必要はないと判断します。

ただし男子については
100名以上でグレードアップ
56名以下でグレードダウン
としたいと思います。

100名の根拠は32ドローで本戦16名、予選5人枠x16 =96名
→ 区切り良く100名参加でグレードアップと考えています。
56名については16ドローで本戦8名、予選6人枠x8 = 56と言うところを想定しています。

参考までに2012年から大会で仮にこのルール緩和によってどの大会のグレードがどのように変わるかを添付します。
見てわかる通り、神奈川OPなどはレベル的にもグレードを上げるべきだと思えますし、ダイナムについてもダウンしないことが適正と思えます。

(改訂前)
グレードアップ条件 132名以上(男子)
グレードダウン条件  66名未満(男子)
(改訂後)
グレードアップ条件 100名以上(男子)
グレードダウン条件  56名未満(男子)

改訂実施は平成29年4月1日から(平成29年度開催大会より適用)となります。

ポイントアップダウン分析資料

 

公益社団法人日本スカッシュ協会
競技委員会

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(公社)日本スカッシュ協会競技委員会では、この度、地区・県支部クローズ選手権もランキングポイントを得られるようランキングシステム基準の見直しを行いましたのでお知らせ致します。
この規定は平成24年4月1日より実施となります。

詳細は添付資料をご覧下さい。

「(公社)日本スカッシュ協会ランキングシステム基準設定」(PDF)

「公認オープン大会ランキングポイント規定」(PDF)

「公認オープン大会ランキングポイント規定(アップダウン基準変更)」(PDF)

「地区・県支部クローズランキングポイント規定」(PDF)

今後尚一層公認承認大会へ多くの皆様のご参加を
よろしくお願い申し上げます。

以上

公益社団法人日本スカッシュ協会
競技委員会

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