2020年オリンピック競技入りに向けて(世界スカッシュ連盟ニュースレターよ り)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2020年オリンピック競技入りに向けて
(世界スカッシュ連盟Andrew Shelley氏より)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

3月8日に届いた世界スカッシュ連盟(WSF)のニュースレター「Instant Update」(2012年3月号)から、2020年オリンピック競技入りに向けての記事の概略をお知らせ致します。又、日本の「国立競技場にスカッシュコートを!」の取り組みについても取り上げられましたので下記にご紹介致します。

2020年のオリンピック競技入りに向けて、私達は着実に、かつ迅速に前進しております。ラマチャンドラン会長のリーダーシップの下、既にこの“2020 SQUASH Back The Bid”キャンペーンロゴは完成し、ソーシャルメディアを利用しての情報発信等これらの動きは熱狂的なスカッシュファンとより蜜に関わる事を目的とし、キャンペーンのパンフレットにはスカッシュ競技の素晴らしさが記載され、オリンピック委員会(IOC)へのビデオプレゼンテーションに向けての計画も始動しております。こちらではほんの一部しかご紹介出来ませんが、世界スカッシュ連盟が今どの様な活動をしているのかを垣間見る事が出来るのではと思います。

2012年に入って既に2ヶ月が過ぎましたが、時間の経過と共に沢山のニュースが入ってきています。男女世界ツアーは会場での観戦の他にSquashTVで試合を観戦というオプションも提供しています。今後、アフリカ、アジア、ヨーロッパと多くの地域で選手権が開催され、世界スカッシュ連盟ジュニアサーキットは多くの大会が登録しており、選手達は驚異的なエントリー数を記録した世界マスターズ選手権(7月・英国)、そして26カ国が参加する男子世界ジュニア選手権(7月・カタール)に向けてトレーニングに励んでいます。更には約200人の選手が男女個人のタイトルを目標に日々練習を頑張っています。

一方でローカルレベルではカラフルなウェアをまとった人々がスカッシュを楽しんでいますが、スカッシュクラブはカラフルさに欠けています。現在、全面ガラスコートは多くの色の壁や床を提供しておりますが、世界の自動車王ヘンリー・フォードと同じ時代からの昔ながらの白いプラスターコートから離れ新たな道の模索には積極的ではなかったかもしれません。現在は車と同様、プラスターでもパネルでも様々な色のスカッシュコートが提供されています。それではなぜ皆一様に白い壁なのでしょうか。もしライトがもっと沢山壁に取り付けてあればスカッシュクラブはカラフルなコートにしてくれるのでしょうか。これらはちょっとした私のアイディアです。皆様もゲームを楽しんだり、“2020 SQUASH Back The Bid”キャンペーンのウェブサイト(www.squash2020.com)に是非遊びに来てください。これらの情報が皆様にとって有益であったならば幸いです。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「国立競技場にスカッシュコートを!」日本スカッシュ協会の取り組み
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

日本スカッシュ協会の梶田幸子事務局長の報告によると、国会に国立競技場改修計画における1億円の調査費が提出されたとの事です。今後、日本は国として世界中のスカッシュセンターへ視察に出向き、国立競技場改修に向けて様々なプランを練っていくであろうとの事ですので、その時には皆様の協力が必要になってきます。梶田事務局長は調査費予算が国会にて提出されたとのニュースを聞き、「この素晴らしいニュースに大変興奮しています。そしてこのプロジェクトが更に前進して行く事を心より願っております」とのコメントを寄せました。

―――――――――――――――――――――――――――――――

<参考>*(3月9日毎日新聞朝刊より抜粋)

来年度予算衆院を通過

12年度予算案は8日の衆院本会議で、民主、国民新党などの賛成多数で可決され、参院に送付された。

参院は野党が多数を占めるため年度内成立は厳しい情勢。憲法の衆院優越規定に基づき4月6日には自然成立するが、4月1日以降の当面の歳出・歳入を賄暫定予算の14年ぶりの編成を検討している。

カテゴリー: JSAより, オリンピック新規競技Bid   パーマリンク