「スカッシュ57」のご紹介「ラケットボール」から「スカッシュ57」へ

スカッシュのコートで行われるUKラケットボール。WSF(世界スカッシュ連盟)によると、世界的にこのUKラケットボールの競技人口はさほど多くはないものの、イギリスでは知名度が上がっており、今後普及が見込まれるとして、近く競技名が国際的に「スカッシュ57」に変更される見通し。

この競技名変更の背景には、スカッシュスタイルのバリエーションを増やし、「進化させよう」という動きがある。もともとラケットボールは北アメリカ生まれのスポーツで、スカッシュと似通っているが、スカッシュより広いコートで行われ、「ティンがない」、「ボールサイズが異なる」、「短いラケットを使用する」などの違いがある。今回競技名が変更されるのは、英国式の「スカッシュコートでプレイされるラケットボール」の方であり、北アメリカ発祥のラケットボールではない。

「スカッシュ57」という名前は、「ラケットボールとスカッシュのボールサイズの違い(スカッシュボールは直径40mmに対し、ラケットボールは57mm)」を表している。

これまでは「ラケットボール」と「スカッシュ」という2つの名前が使われており、違いが分かりにくいなどの問題が生じていた。競技名に数字を付けることは一般的なことではないものの、この度の名称変更により、「スカッシュ57がスカッシュの一種であることがわかる」、「ラケットボールとの混同がなくなる」、「地区・国内・国際大会などのイベントを通してスカッシュ・スカッシュ57がともに普及し、メジャースポーツに加わる」ことなどが期待されている。

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