東日本大震災募金についてのご報告*5月17日

この度は、東日本大震災スカッシュ募金に多くの皆さまのご協力を頂き、厚く御礼申し上げます。また、被災該当地区の皆さまには大変な状況下にも関わらず被災状況のアンケートにご協力頂き、本当にありがとうございました。

公的資金や団体募金が被災された方々の手元に届くまでには、まだまだ時間がかかりそうな状況です。JSAでは募金された皆さまの温かいお気持ちが籠ったお金を、なるべく早く復興に向けて頑張っていらっしゃるスカッシュ関係者の方々にお届けする事にいたしました。募金にご協力頂いた皆さまに、ご報告いたします。

理事会と運営委員会の決定に基づきまして、4月末日までの募金の総額1,456,116円を東北支部と関東支部にお渡し致します。各支部への配分比率は、被災アンケートの件数を参考にさせて頂きました。しかしながら実際には回答をお寄せ頂かなかった方々にもかなり深刻な被害を受けられた方がいらっしゃり、また被害が東北支部に多いとの報告がありました。今回は配分を東北9対関東1とし、東北支部へ1,310,504円を、145,612円を関東支部へお渡しいたします。(次回配分時にまた状況を判断いたします。)

東北支部では総会を開催して募金の使途を検討されており、関東支部でも様々な意見を調整中です。後日、それぞれの支部より報告を頂き、HP等で皆さまにご報告させて頂きます。

募金は引き続き継続して行います。次の区切りである6月25日のチャリティーイベントの日まで引き続きご協力をお願い申し上げます。
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その後、5月10日(火)までに返信頂きました被害状況とコメントをご紹介致します。

宮城県(3件)———————————————————-
◆ライフライン(ガス)が普及しない状況が1ヶ月以上続いている。(1件)
◆被害はほとんどありませんでした。(1件)
◆その他(1件)

「この度の震災で、私も私の周りも大きな被害はありませんでしたが、ライフラインやガソリン等の物資不足により不自由な生活を送りました。最近はだいぶ復旧し、元の生活に戻りつつありますが、まだ余震が続いていることもあり。不安な気持ちのまま生活しております。スカッシュをしたい気持ちはありますが、今はまだ集中してスカッシュが出来ません。1日も早く、元気いっぱいスカッシュが出来る日が来ることを望みます。」

「同居の親族(両親及び祖母)の家が半壊し、現在その解体、補修を行っています。自分自身が関連する他の機関からも被害調査のアンケート等をいただきますが、自分名義の建物に問題がない場合は、やはり被害はないとしか記入できません。しかしながら、私のような場合、結局工事の工面、金銭的な部分および両親の生活はすべて私に依存しておりますのでそういった部分での私自身の損害は大きなものです。書面ではなかなか伝えることができない部分にはがゆさを感じます。出身地が被災地である場合、私のような境遇におかれている方も多数おられると考えます。」

岩手県(1件)————————————————————————
◆被害はほとんどありませんでした。(1件)

「地震による直接の被害は、落下したものの破損等々だけで、ほとんどありませんでした。地震による停電でエレベーターが動かず、階段をおりて氷にすべり転倒し、推骨の横突起を骨折しました。ひどい痛みでしたが、3日後に受診し鎮痛剤、湿布、固定ベルトで3週間でほぼ完治しました。大変な被害を受けている人達にくらべるとこんなことぐらい…と思いましたが、ライフラインの大切さや家族の安否のわからない不安など、いままで体験しなかったことを感じたり、考えさせられたりしています。親族が被災地にいるので、行って実際に見ましたが、ニュースで見るよりずっとひどい状況で復興には長い年月がかかると感じさせられました。身近な人達にできることを行っていますが、1ヶ月が過ぎ何が必要なのか、何をしたらよいのか考えさせられる日々です。」

千葉県(2件)————————————————————————
◆被害はほとんどありませんでした。(1件)
◆その他(1件)

「ガス:3日間程供給停止。上水:1週間程断水。復旧するも1週間は満足な量は供給されず。下水:2週間程使用禁止期間有。 ※浦安全域では、特に海側の地区にて液状化が著しく地下に埋設されているガス管、上水道、下水道に破損が生じました。中でも下水道管の復旧が一番労を要し、一番遅い地区で1ヶ月以上の使用禁止期間がありました。」

以上

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