『Tecnifibre 2016 British Junior Open 』最終結果

今回の結果は様々な意味を持つものとなりました。結果も内容も、選手達は納得のいくものではなかったと思います。しかし、そこには今後のステップアップに必要なヒントがたくさんあり、それはこの大会にチャレンジしたことで初めて得ることができたもので、今回の挑戦そのものが大きな収穫であったということになります。
机選手のU19での10位は、あと一歩でベスト8またはベスト4になる可能性を残したそれでありました。しかし、スコア上の差は少ないようでしたが、実際には経験値の差がチャンスを逃したという大きな差となって出ていました。
また、渡邉選手のU17での5位は、日本選手として誇れるものであったと感じています。これに関しては、机選手の結果も同様であり、2選手が今まで世界を目標に挑戦し続けてきた努力の結果であると思います。但し、渡邉選手自身も試合で感じたようですが、技術・フィジカル・戦術・メンタルなど全ての部分で世界で勝つには足りていなかったことが分かりました。しかし、それは今後の挑戦で埋めることが十分にできるものであるということも把握でき、それはとても大きなプラス要素になってくると思います。
最後に大段選手ですが、残念ながらまだこの舞台で戦う準備ができていなかったと感じています。基礎的な技術面や体力面は、一定のレベルまで達してましたが、それを使いこなすテクニックが不足していました。これは日々の練習の中からでしか養えないものであり、練習への取り組み方法を見直す必要があります。これらのことは、選手達も自覚してます。また、その差は埋めれるものであるということが分かったことが、最大の収穫であったと感じた大会でありました。

机龍之介 男子U19 10位
大段凜太郎 男子U17 38位
渡邉聡美 女子U17 5位

全結果入りオンラインドロー
British Junior Open 2016 Draws

佐野コーチ
BJO3人

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2016 Tecnifibre British Junior Open選手派遣

大会名:2016 Tecnifibre British Junior Open
大会日程:2016年1月2日~6日
派遣選手:大段凜太郎(男子U17)・机龍之介(男子U19)・渡邉聡美(女子U17)
帯同スタッフ:佐野公彦(コーチ)・小川哲明(アシスタントコーチ)

上記の内容で、日本チームとして選手を派遣することになっています。
12月30日の日本を出発し(大段選手は既に現地入りして、他の大会に参加中)、31日と1日に現地で練習を行い2日からの試合に挑みます。
結果等現地からリポートしますので、応援をよろしくお願い致します。

佐野コーチ

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