2017世界ジュニア選手権レポート-2

Satomi Watanabe beat Elle Ruggiero(USA)3-1(11-6,9-11,11-2,11-7)

今日から試合がスタートしました。
渡邉選手は5/8シード(第5シード枠)で初戦がシードの為、午後からの2回戦が初戦です。
昨日現地入りした為、午前中はゆっくりホテルで体を休めてリラックスしてもらい、私は初戦と2回戦以降で対戦するであろう選手の視察に向かいました。
そして迎えた初戦の相手はアメリカのElle Ruggiero選手。
テイクバックを思いっきり高く上げる変則的な打ち方の選手で、とにかくよく走る選手でした。
その為、ラリーの主導権は握れるのですが相手からのチャンスボールが多く、逆にペースが上がりきらないことでミスが出てしまいリズムが中々作れなかったですね。
また、変則的なテイクバックから打ち出されるスピンの効いたドロップショットにも苦しめられました。
1ゲーム目は序盤のミスからリードを許す展開だったのですが、中盤で立て直しセットを取りましたが、あまりいいリズムではなかったです。
リズムに乗りきれないまま2ゲーム目に入り、序盤のミスと相手のドロップで失点を重ねこのゲームを落とします。
3ゲーム目はセット間に話していた事を修正できいいリズムを作ることが出来、続く4ゲーム目もセット間のミーティング通り、相手のバックハンド側を攻め立てて無事に初戦突破しました。
当たり前の事ですが、さすが世界ジュニア選手権。
初戦からハイレベルな選手がゴロゴロいますね。
日本のジュニア界では渡邉選手とラリーを続けられる選手はほとんどいないのに対し、ここでは簡単にセットを取られます。
しかも、渡邉選手より年下の子もゴロゴロいることに驚きを隠せません。
そんな中でもちゃんと初戦を突破できたことに一安心ですが、明日以降も厳しい対戦が予想されますので一戦一戦気を引き締めて戦っていきたいと思います。

明日の試合ですが対戦相手はドイツのSaski Beinhard選手です。
この選手は昨年の世界選手権の団体戦で杉本梨沙選手が1-3で惜敗しており、あれから半年でさらなる成長が懸念されるので油断はできません。
しかし、夕食の際に渡邉選手と今日の試合と対戦相手の試合の録画を観ながらしっかりとミーティングできましたのでやってくれると信じています。
試合時間は現地時間16:20(日本時間13:20)~ですが、コートがNo.4コートの為、多分Live配信はなさそうです。
吉報をご期待ください。

帯同コーチ:松本淳

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カテゴリー: 世界ジュニア選手権2017, 遠征リポート   パーマリンク