第18回アジアスカッシュ選手権 遠征レポート 4日目の結果

女子 準決勝
日本 lost to マレーシア 0-2
杉本梨沙 lost to Rechel Mae Arnold 1-3(6/11 5/11 11/7 7/11)
小林海咲 lost to Delia Odette Arnold 0-3(9/11 3/11 9/11)

男子 準決勝
日本 lost to 香港 0-2
林 尚輝 lost to Tang Ming Hong 0-3(1/11 4/11 4/11)
机龍之介 lost to Lee Ho Yin Max 0-3(4/11 1/11 4/11)

男女共に準決勝は0-2で敗退してしまいました。3位決定戦はないので、女子は前回に引き続き、男子は日本スカッシュ初めてとなる3位となりました。
女子は、勝てるチャンスはあった対戦でありました。要所でのミスやショットの精度、そしてこういう場での経験値の差が勝負に出たかたちとなりました。特に小林選手は1ゲーム目を取れていれば流れは大きく違ってい可能性があり、ベースのラリーでは主導権を握れている中でのミスが勝敗を分けた内容だったので、0-3といスコアほどの大きな差はないと感じています。
男子は、力の差は大きく勝てる可能性は限りなくゼロに近いものでしたが、林選手も机選手もしっかり最後までトライをしてくれました。林選手は、ベースの打ち合いではある程度できているのですが、その中でのショットの差と状況判断の差が点差が表すかたちになりました。机選手は、香港のエースMax選手との対戦で今までにないハイスピードな展開であったと思いますが、序盤は良くついていき攻撃的なショットを繰り出しMax選手を走らせる場面も幾度がありました。しかし、動き・ショット・展開ともに世界トップレベルのMax選手に翻弄されていき、ミスも増え世界の力を見せつけられるかたちとなりました。小林海咲選手は、既に世界の舞台で様々な経験をしていますが、今日戦った他の3選手は今日の戦いの中で感じたことを今後に繋げてもらえればと思います。
今大会は、参加国や参加メンバーによりラッキーな部分は正直ありましたが、そのラッキーを生かせたのは、試合内容を見ても感じましたが実力をつけてきた証明であると思います。選手のコメントにもありますが、上位国との差は確実にあるので、もっと上を目指すには個人の力を高めていく必要があります。1・2番手が更にレベルアップしていくことも必要ですが、常に上位に入るためにはメンバー全員がアジアで通用するレベルになることが求められてきます。この2年でどれだけ、それを実行していけるかが今後の課題になると感じています。

海道選手、小林海咲選手、渡邉選手に今大会を通してのコメントを貰いました。この様なコメントを貰えたことをコーチとして心強く感じています。

海道選手コメント
チームを全体的に見てみて、日本チームは他国に比べチームワークが非常に良いという印象があります。私はインド戦で腰を痛めてしまい、プレーでチームに貢献する事が出来なかったのが非常に悔いが残っています。しかしながら自分に限らずその時プレーをしていないメンバーもプレーしている選手をサポートして、そういったチームワークが今回の日本チームの躍進に繋がったのではないかなと思います。

小林海咲選手コメント
ベスト4入りはできましたが、日本以外のトップ3チームの選手たちとの差は、海外でのハードな試合やガラスコートでの経験値も大きいと思いました。次のアジア選手権の団体戦は、アジア大会の前哨戦になるので、自分だけではなくチーム全体でそれぞれが2年かけてレベルアップしてさらに上を目指したいと思います。

渡邉選手コメント
今回2番手として出場させていただき、格上の選手と試合をして自分の足りない部分がより明確にわかりました。また、目標にしていたベスト4は達成しましたがもっと上を目指せる大会だと思ったので海外などで色々な経験を積み2年後さらに良い結果を残せるようにしたいです。

※写真は、女子のマレーシア戦と男子の香港戦と男子準決勝の林選手になります

佐野

準決勝の林尚輝選手

準決勝の林尚輝選手

女子 準決勝 マレーシア

女子 準決勝 マレーシア

男子 準決勝 香港

男子 準決勝 香港

カテゴリー: 第18回アジア選手権団体戦2016, 遠征リポート   パーマリンク