第2回アジアユースゲームズ総括レポート

第2回アジアユースゲームズ総括

今大会は順位や結果よりも、各選手のパフォーマンスそのものの評価と今後の方向性を考えることを大きな目的と考えていました。その中でも、女子の3位入賞は立派であり、準決勝のパフォーマンスも良かったと捉えています。
また、机選手と渡邉選手は、パフォーマンスとして充分なものであったと思いますし、今後の成果もある程度見えてきました。一方、厳しい評価になりますが尾潟選手・園部選手・中平選手・白石選手に関しては、基礎的な部分のスキル習得、身体能力の向上、ゲーム戦術の理解を高める作業を行う必要性があると判断しました。
そのため、大会最終日(日本チームは試合がありません)とその翌日に時間を作り、コートでの基本スキルの学習とトレーニング、屋外及び室内でのフィジカル面の学習と実践を行いました。

今後、アジアや世界の舞台で代表選手としてプレーしていく上で必要な基礎的な体の使い方から練習やトレーニングに対する意識の持ち方という基本的な内容でしたが、各選手がそれを常に意識して練習に取り組んでもらうことを期待しています。また、生活面においても食事や時間の使い方など、他の競技のアスリートもいた今大会において確実な差を感じましたので、その部分も含めたアスリートとして必要な情報を伝えました。
そういった面では、今後のジュニア選手強化にとっては有意義な遠征であったと感じています。また、今回参加した選手達が同年代の選手達のパフォーマンスを目の前で見て、様々なことを学び、今後の練習・トレーニング・生活に高い意識を持って取り組んでもらうことにより、日本のジュニア選手達の意識が高くなることも期待しています。

大会最終結果
ー個人戦ー
男子
優勝 Kush Kumar (AOI ※インド)
準優勝 Mohd Kamal Mohammad Syafiq (マレーシア)
3位 Yuen Tsun Hei (香港) ・Ng Eain Yow (マレーシア)
机龍之介 ベスト16
尾潟祐亮 初戦敗退

女子
優勝 Gnanasigamani Vanessa Raj (マレーシア)
準優勝 Chan Pansy Pui Hei (香港)
3位 Choi Uen Shan (香港)・Kalahe Arachchige Mihiliya Methsarani (スリランカ)
渡邉聡美 ベスト8位(同率5位になります)
中平百香 初戦敗退

ー団体戦ー
男子
優勝 マレーシア
準優勝 AOI ※インド
3位 香港・ヨルダン
日本 プール4位

女子
優勝 マレーシア
準優勝 香港
3位 AOI ※インド・日本

監督
佐野公彦

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