日程:平成23年6月4日(土)〜6月5日(日)
主催:社団法人日本スカッシュ協会
会場:セントラルフィットネスクラブ錦糸町
申込期間:平成23 年4 月4 日(月)〜5 月9 日(月)必着 *郵送
*男子ドローが変更になりました。(5月21日)
*女子は2回戦以降から、男子は3回戦以降からが5ゲームズとなります。(ドローに記載してある内容を修正いたします。)
大会最終日の模様と実行委員長のごあいさつ
今年も熱き戦いが繰り広げられました。会場のセントラルフィットネスクラブ錦糸町様とご協賛各社の皆さまには重ね重ね御礼申し上げます。
今大会、女子の中学生3名(坂井、小林、高橋各選手)それに高校生の百瀬選手というジュニアの活躍には特筆すべきものがありました。各選手とも試合内容が大変良くなっております。特に坂井選手は骨折のブランクからスカッシュができる嬉しさいっぱいのノビノビしたプレーで大先輩の田尾選手をフルゲームで下し、決勝は若さが出て破れはしましたが、先が期待されます。今年からコーチになった松澤選手は昨年の雪辱、そしてコーチとしての面目を果たしました。皆さんにはこのモチベーションのまま全日本を目指して欲しいです。大学生諸君にはさらなる奮闘を期待します。
男子は嬉しい事に東北勢がとても頑張っていました。ジュニア、学生、共に上を目指す向上心溢れた選手達による試合が数々見られ、大変頼もしく感じられました。準決勝の鈴木選手と宮武選手の試合は決勝に匹敵した内容で、全日本の本戦に近づいてきており、全日本が行われる秋までにどれだけ成長するかが楽しみです。
北海道、九州、関西と、全国各地から選手が来てくれて、また遠藤君を中心とする学連の大変スムーズな大会運営という力強い協力のおかげで、とても盛り上がった大会でした。来年もまた良い大会となる事を期待します。
選手権男子(59名)
優勝 | 鈴木 優希 | 獨協大学 |
準優勝 | 新井 智大 | 東北大学大学院 |
---|---|---|
3位 | 宮武 俊輔 | 慶応義塾大学 |
3位 | 古庄 利光 | 順天堂大学 |
ベスト8 | 鈴木 一輝 | メガロス草加 |
ベスト8 | 徳井 大輔 | 順天堂大学 |
ベスト8 | 一谷 賢治 | 東北大学大学院 |
ベスト8 | 服原 甲弥 | 学習院大学 |
ベスト16 | 湯浅 創 | 慶応義塾大学 |
ベスト16 | 渡辺 佑一 | メガロス草加 |
ベスト16 | 服部 哲也 | 北海道大学 |
ベスト16 | 丸山 裕太 | 慶応義塾大学 |
ベスト16 | 青木 大之 | 海ほたる |
ベスト16 | 吉村 和尊 | 立命館大学 |
ベスト16 | 池谷 直紘 | 大阪大学 |
ベスト16 | 清沢 裕太 | 順天堂大学 |
選手権女子(28名)
優勝 | 松澤 彩香 | iBEXスポーツ |
準優勝 | 坂井 日向子 | ティプネス宮崎台 |
---|---|---|
3位 | 田尾 郁子 | フェリス女学院大学 |
3位 | 中元 和歌 | 立命館大学 |
ベスト8 | 百瀬 理佳 | パレット中川 |
ベスト8 | 佐治 緑 | 海ほたる |
ベスト8 | 大沼 紅梨 | SQ-CUBE札幌 |
ベスト8 | 田中 理央 | 大阪大学 |
スコア速報
速報は学連の皆さまのご協力で作成しております。
男子1回戦速報
女子1回戦速報
男子2回戦速報
女子2回戦速報
男子3回戦速報
男子プレート1回戦速報
女子準々決勝速報
男子準々決勝速報
女子プレート2回戦速報
男子プレート2回戦速報
女子プレート準々決勝速報
男子プレート準々決勝速報
女子準決勝速報
男子準決勝速報
女子プレート準決勝速報
男子プレート準決勝速報
潮木仁の眼:準決勝レビュ=
女子プレート決勝速報
男子プレート決勝速報
女子決勝速報
男子決勝速報
速報性を優先してレポートをお届けしており、スコアの確認や校正が追いつかない場合がございます。この点をご了承頂けますようお願いいたします。
大会の見どころ
大会実行委員長 潮木仁
今年で22回目となる全日本アンダー23は、今回も会場となるセントラルフィットネスクラブ錦糸町様、並びに御協賛各社の篤い支援で開催いたします。この場を借りて御礼申し上げます。第1回大会から実行委員長を務める者として、タイトルを目指して選手達が毎年挑戦し、その都度シードを上げてくるのを楽しく見守っています。
今年の男子は昨年3位の鈴木一輝選手がトップシードとなり、それを追う第2シードでインカレ3位の宮武俊輔選手、続くジュニア上がりの鈴木優希選手、一谷賢治選手を始めとする東北大学勢の諸君など、大変良い試合が期待されます。女子は2連覇を狙う田尾郁子選手に対する昨年2位だった松澤選手のリベンジなるか、それにインカレ3位の中元選手、ダークホースとしてジュニアの坂井日向子選手がどう絡んでくるかなど、こちらも良い試合が見られる事でしょう。
観戦は無料ですので、是非会場に足を運んでいただき、日本の未来を担う若い選手達の戦いにご声援をお願いいたします。
男子1回戦速報スコア
田中bt.戸田 2-1 11-9,11-13,11-7
湯浅bt.滝波 2-0 11-8,11-8
相原bt.中川 2-0 11-4,11-7
渡辺bt.越智 2-0 11-5,11-8
本幡bt.牧野 2-0 11-8,11-5
渡辺bt.越智 2-0 11-4,11-2
古庄bt.府川 w/o
徳井bt.田中 2-0 11-8,11-4
小林bt.山田 2-1 9-11,11-8,11-3
平塚bt.久保 2-0 11-6,11-6
服部bt.片山 2-0 11-3,11-1
丸山bt.今永 w/o
吉田bt.佐藤 w/o
鈴木bt.安田 2-0 12-10,11-8
新井bt.中村 2-0 11-2,11-1
一谷bt.河野 2-0 11-4,11-1
遠藤bt.伊藤 2-0 11-5,11-6
鳥養bt.岡 2-0 2-11,12-10,11-9
青木bt.草野 2-0 11-5,11-8
吉村bt.曽根 w/o
藤本bt.宮原 2-1 12-10,6-11,11-6
妻鹿bt.井山 2-1 11-8,9-11,11-2
鈴木bt.麦田 2-0 11-7,11-0
池谷bt.平田 2-0 11-9,11-4
一田bt.米田 2-1 9-11,11-5,11-6
福井bt.安高 2-1 9-11,11-5,11-7
服原bt.清田 2-0 11-9,11-6
伊藤bt.小畑 2-0 11-6,11-6
清沢bt.高比羅 2-0 11-3,11-4
矢島bt.福井 2-1 6-11,11-5,11-3
宮武bt.高橋 2-0 11-9,11-2
女子1回戦
川崎bt.高橋 2-0 11-6,11-7
百瀬bt.坂本 2-0 11-7,11-5
時田bt.稲葉 w/o
佐治bt.池田 2-0 11-5,11-2
高橋bt.江崎 2-1 9-11,11-7,12-10
大山bt.山本 2-0 11-9,11-5
藤村bt.岩山 2-0 11-7,11-9
坂本bt.小林 2-1 10-12,15-13,13-11
大沼bt.岩田 2-0 11-2,11-3
田中bt.土田 2-0 11-2,11-7
堀内bt.吉野 2-1 11-4,9-11,11-6
兼子bt.加藤 2-1 11-4,7-11,11-8
男子2回戦
鈴木(メガロス草加)bt.田中(大阪) 2-0 11-7,11-2
湯浅(慶応)bt.相原(東北) 2-0 11-7,11-1
渡辺(メガロス草加)bt.本幡(福岡) 2-0 11-9,11-3
古庄(順天堂)bt.鍬本(立命館) 2-0 11-6,11-4
徳井(順天堂)bt.小林(大阪) 2-0 11-7,11-2
服部(北海道)bt.平塚(早大) 2-0 14-12,11-8
丸山(慶応)bt.吉田(SQ-CUBE Academy) 2-0 11-7,11-6
新井(東北大学大学院)bt.鈴木(慶応) 2-0 11-2,11-9
一谷(東北)bt.遠藤(上智) 2-0 11-7,11-6
青木(海ほたる)bt.鳥飼(順天堂) 2-0 11-8,11-8
吉村(立命館)bt.藤本(関西学院) 2-0 11-6,11-6
鈴木(獨協)bt.妻鹿(大阪) 2-0 11-1,11-4
池谷(大阪)bt.一田(慶應) 2-1 11-2,3-11,11-8
服原(学習院)bt.福井(東京都市大学) 2-0 12-10,11-2
清沢(順天堂)bt.伊藤(東北) 2-0 11-3,11-8
宮武(慶應)bt.矢島(東海) 2-0 11-6,11-8
女子2回戦
田尾(フェリス女学院大学)bt.川崎(福岡) 3-0 11-1,11-7,11-3
百瀬(パレット中川)bt.時田(日体) 3-1 11-1,11-4,8-11,11-4
佐治(海ほたる)bt.高橋(セントラル稲毛海岸) 3-1 5-11,11-9,11-8,11-4
坂井(テイップネス宮崎台)bt.大山(東海) 3-0 11-4,11-4,11-4
中元(立命館)bt.藤村(國學院) 3-0 13-11,11-6,11-3
大沼(SQ-CUBE札幌)bt.坂本 3-2 (日体) 3-1 7-11,11-9,11-2,11-8
田中(大阪)bt.堀内(青学) 3-0 11-5,11-5,11-4
松澤(iBEXスポーツ)bt.兼子(順天堂) 3-1 11-3,11-3,5-11,11-4
男子3回戦
鈴木(メガロス草加)bt.湯浅(慶應) 3-0 11-7,12-10,11-4
古庄(順天堂)bt.渡辺(メガロス草加) 3-0 11-7,12-10,11-6
徳井(順天堂)bt.服部(北海道) 3-1 6-11,12-10,16-14,11-7
新井(東北大学大学院)bt.丸山(慶應) 3-1 10-12,11-9,13-11,11-6
一谷(東北)bt.青木(海ほたる) 3-0 12-10,11-6,11-4
鈴木(獨協)bt.吉村(立命館) 3-0 11-4,11-1,11-4
服原(学習院)bt.池谷(大阪) 3-1 7-11,11-3,11-3,11-2
宮武(慶應)bt.清沢(順天堂) 3-1 4-11,11-7,11-7,11-7
男子プレート1回戦
滝波(上智)bt.中川(順天堂)17-16
越智(順天堂)bt.牧野(北大)15-11
田中(東北)bt.河野(慶応)15-9
片山(学芸)bt.久保(東農)15-13
安田(順天堂)bt.中村(日大)15-2
山田(東北)bt.伊藤(慶應)15-11
岡(福岡)bt.草野(青学)15-6
宮原(東農)bt.曽根(ティップネス宮崎台)w/o
井山(慶應)bt.麦田(日体)15-9
平田(慶應)bt.米田(大阪)15-9
安高(関西学院)bt.清田(東海)15-10
小畑(順天堂)bt.高比羅(東海)15-11
福井(セントラル北仙台)bt.高橋(順天堂)15-13
女子準々決勝
田尾(フェリス女学院)bt.百瀬(パレット中川) 3-0 11-7,11-7,11-8
坂井(ティップネス宮崎台)bt.佐治(海ほたる) 3-0 11-4,11-8,11-4
中元(立命館)bt.大沼(SQ-CUBE札幌) 3-0 11-5,11-4,11-2
松澤(iBEXスポーツ)bt.田中(大阪) 3-1 11-9,11-13,11-4,11-3
男子準々決勝
古庄(順天堂)bt.鈴木(メガロス草加) 3-1 6-11,11-6,11-4,11-7
新井(東北)bt.徳井(順天堂) 3-1 9-11,11-6,11-9,11-7
鈴木(獨協)bt.一谷(東北) 3-0 11-6,11-8,11-7
宮武(慶應)bt.服原(学習院) 3-1 7-11,11-8,11-7,11-7
女子プレート2回戦
坂本(青学)bt.稲葉(日体) w/o
江崎(日体)bt.池田(リバティ) 15-6
小林(パレット中川)bt.岩田(東海) 15-4
男子プレート2回戦
滝波(上智)bt.戸田(順天) 15-10
越智(順大)bt. w/o
田中(東北)bt.片山(学芸) 15-10
女子プレート準々決勝
高橋(大阪市立)bt.坂本(青学)15-7
江崎(日体)bt.山本(ティップネス宮崎台)15-11
小林(パレット中川)bt.岩山(大阪)15-8
加藤(大阪)bt.土田(学習院)15-4
男子プレート準々決勝
越智(順天堂)bt.滝波(上智)15-14
安田(順天堂)bt.田中(東北)15-9
宮原(東農)bt.岡(福岡)15-12
安高(関西学院)bt.小畑(順天堂)15-7
女子本戦準決勝
坂井(ティップネス宮崎台)bt.田尾(フェリス女学院) 3-2 9-11,11-4,11-6,9-11,11-4
松澤(iBEXスポーツ)bt.中元(立命館) 3-1 11-4,8-11,11-4,11-8
男子本戦準決勝
新井(東北大学大学院)bt.古庄(順天堂) 3-2 11-6,10-12,11-8,9-11,11-7
鈴木(獨協)bt.宮武(慶應) 3-1 11-8,6-11,11-7,12-10
女子プレート準決勝(ここより3ゲームズマッチ)
小林( パレット中川)bt.加藤(大阪市立) 2-0 11-4,11-7
江崎(日体)bt.高橋(大阪市立) 2-1 11-8,10-12,11-9
男子プレート準決勝(ここより3ゲームズマッチ)
安田(順天堂)bt.越智(順天堂) 2-1 11-7,8-11,11-8
安高(関西学院)bt.宮原(東農) 2-1 8-11,11-7,11-6
潮木仁の眼:準決勝
U23ならではの熱い試合が繰り広げられた。男女とも誰が勝ってもおかしくない、いずれも素晴らしい試合だった。
女子は連覇を狙う田尾と、挑戦者の坂井の試合は、元ジュニアチャンピオンとこれからを担うジュニアとの戦いで、美しい風格のある田尾に、ケガから復帰してスカッシュができる喜びを感じながら失う物が無く諦めない坂井の手に汗握るゲームの連続だった。第1ゲーム、田尾が6点先取した後、坂井がラリーで追い上げ、田尾の焦りを誘った。ここで「行けるかも」と思わせていなければ田尾がストレート勝ちしていたかもしれない。2、3ゲームを坂井が、4ゲーム目を田尾が意地で取ったが、5ゲーム目は坂井が流れを得手一気に取った。去年に引き続き準決勝での対戦となった中元と松澤も、大変良い試合を見せ、インカレでは勝った中元だったが、松澤が昨年に続いて決勝に進む意地を見せた。
男子は実力伯仲の中、最後は勝ちたい気持ちの強い者の勝利となった。鈴木と宮武のレベルの高いゲームは、見物だった。また、レフリーを務めた前川晋吾君はスモールコンタクト(体の微細な接触)を見事にさばいていた。新井と古庄の試合はめくるめく展開のアグレッシブな戦いで、体力をフルに使っていた。新井はシャツが無くなって古庄の所属する順天からシャツを借りるというハプニングまでおこった。この後の決勝までの2時間の休憩でどこまで体が戻るかだ。
女子プレート決勝
江崎(日体)bt.小林(パレット中川) 2-1 11-7,9-11,11-8
男子プレート決勝
安高(関西学院)bt.安田(順天堂) 2-1 11-13,11-8,11-1
女子本戦決勝
松澤(iBEXスポーツ)bt.坂井(ティップネス宮崎台) 3-2 5-11,11-9,11-7,8-11,11-4
男子本戦決勝
鈴木(獨協)bt.新井(東北大学大学院) 3-0 11-7,11-5,11-3